概要
「子ども夢実現プロジェクト」で大賞に輝いた「るすばんロボットRURO(ルロ)」を開発しました。「子ども夢実現プロジェクト」とは、大阪府八尾市内の企業グループ「マテック八尾 ロボット分科会」が、地元の小学校5,6年生(1618名)が描いたロボットの中から一つを選び、子どもの夢を実現するプロジェクトです。ロボット分科会が八尾市から製作依頼を受け、弊社が開発を担当しました。市内の生涯学習センターで展示され、小学校の出前授業などで使用されています。
RUROのアイデアの特徴は、あいさつ・留守番・おしゃべり・ダンスなどができ、シンプルなデザインで実用的なことから、大賞に選ばれました。名前は「ルスバンロボット」から文字を取ってRURO(ルロ)となっています。
赤外線距離センサーを用いた「留守番機能」
ロボットの首に取り付けた赤外線距離センサーで人を探知すると、手や顔を動かしながらあらかじめ設定しておいた5種類の言葉をしゃべります。しゃべる内容は、メモリーカードに保存できるようになっているため、状況に応じてすぐに変更できます。
ロボットの形状に合わせた「二足歩行機能」
リンク機構を用いてロボットを左右に重心移動させ、足首と腰をひねって足を前後に動かすことで歩行を行います。ロボットの外観を損なうことのない二足歩行動作を実現しています。
スペック
寸法 | 幅350mm×奥行き310mm×高さ600mm |
---|---|
重量 | 約7kg |
自由度 | 全11自由度(首3,腕4,腰1,足3) |
制御装置 | パソコン(弊社オリジナルソフトウェアによるロボット全体の制御) RCB-3HV(近藤科学株式会社製サーボモーターコントローラー) |
電源 | 密閉型鉛蓄電池(AC電源切替方式) |
センサー | 赤外線距離センサー |
入力装置 | ゲーム用コントローラー |
出力装置 | スピーカ, 状態表示用LEDランプ×9 |
機能 | 留守番, 二足歩行, 遠隔操作 |
外装 | ABS樹脂 |
連続稼働時間 | 約30分(電池駆動時) |
ギャラリー
【写真】
【動画】
-
- RURO 基本動作
-
- RURO るすばん機能